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静脈血栓塞栓症の患者さんへ(成人)

はじめに

監修:陽だまりの丘なかむら内科院長 中村 真潮 先生

 

「静脈血栓塞栓症」とは、主に太ももやふくらはぎの静脈に血栓(血の塊)ができる「深部静脈血栓症」と、主にこの血栓が肺へ移動して、肺の動脈をつまらせてしまう「肺血栓塞栓症」に大別されます。

この病気は放置していると、命にかかわることにもなりかねません。
また、この病気は再発することもあるため、早期から適切な治療を受けることが重要です。

 

したがって、こ自身はもちろん、こ家族のためにも治療に対して前向きに取り組むことが大切です。

抗凝固薬は、どのような薬ですか?

血を固まりにくくしたり、できてしまった血栓を小さくしたり、新たに血栓ができるのを防ぐお薬です。

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どのように薬を服用するのですか?

イグザレルトは、初期治療期は1日2回食後に服用し、維持期は1日1回食後に服用してください。

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飲み忘れてしまった場合、どうしたらよいですか?

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イグザレルトを服用すると、どうなりますか?

血が固まりにくくなる一方で出血しやすくなります。

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どんな出血が起こりますか? ①

頭蓋内の出血や、消化管の出血など、重大な出血が起こることがあります。

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どんな出血が起こりますか?②

鼻や歯ぐきからの出血、皮下出血(あおあざ)が起こりやすくなります。

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出血したらどうすればいいですか?

出血が気になる場合は、ご自身で判断せず、すぐに主治医へ連絡してください。

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出血を避けるために心がけることは何ですか?

普段の生活の中で、次の点に注意してください。

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イグザレルトでは、他にどんな症状が起こりますか?

まれに皮膚が黄色っぽくなったり、息切れなどの症状が出ることがあります。

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イグザレルトの服用中、気を付けることはありますか?

次のようなことがある場合には、必ず主治医に相談してください。
また、他の医療機関で治療を受ける際は抗凝固薬を服用中であることを必ず事前にお伝えください。

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静脈血栓塞栓症は、どうして起こるのですか?

①血のめぐりが悪くなる、②血が固まりやすくなる、③血管の壁の傷や炎症。この3つが原因となり、血栓が形成されやすくなることで生じます。

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静脈血栓塞栓症とは、どんな病気ですか?

静脈血栓塞栓症とは、深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症の総称です。

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静脈血栓塞栓症になると、どんな症状が現れますか?

深部静脈血栓症では、足のむくみや皮膚の変色など、肺血栓塞栓症では、動悸や冷や汗などの症状が現れます。

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深部静脈血栓症や肺血栓塞栓症は、早期診断と効果的な早期治療を行うことが重要です。

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